コラム

今回はGoogleしごと検索を含めた無料掲載ができる媒体、また有料掲載ができる媒体について、どこに掲載をすれば効率よく自社の求人サイトに応募を集めることができるのか、それぞれの媒体の特徴について解説します。

アグリゲーション型求人サイトについて

最近、「アグリゲート型求人サイト」というサイトが増えてきました。アグリゲートとは「収集」という意味で、「様々なサービスを集約しているサイト」をアグリゲート型求人サイトと呼びます。

例えばIndeedの場合、タウンワークや求人ジャーナルなどのいろいろな媒体の求人が掲載されていますが、「様々な媒体サービスの求人を集約している」と言えるので、アグリゲート型求人サイトとなります。Googleしごと検索も同様に様々なサービスを集約しているので、アグリゲート型求人サイトと言えるかもしれません。(ただしIndeedなどとは異なり、Googleしごと検索に収集されるにはサイトのカスタマイズが必要です)

近年ではこのアグリゲート型求人サイトがオーガニックの上位を独占することが多いため、これらのサイトへの無料掲載・広告出稿が応募を集める有効な手段となっています。

アグリゲート型求人サイトの種類

現在求人が掲載できるアグリゲート型求人サイトは下記のように、たくさんあります。


それぞれが色々な求人サイトから、求人原稿をクローリングして掲載していて、「Indeedと同じような仕組みのサイト」にといえます。
それぞれのサイトには無料掲載枠があるので、自社のサイトにこれらのサイトのクローラーがくれば、無料で掲載されて応募者を集めることができます。
しかし現状申請して掲載を依頼できるのは、Indeed、求人ボックス、スタンバイ、キャリアジェットのみです。(7月25日現時点)

流入数はIndeedが一番多く、次に求人ボックス、スタンバイ、キャリアジェットと続いていきすが、他のサイトはまだまだ流入数も少ないので、上位3サイト以外は特に気にして頂かなくても問題ないでしょう。

次は、それぞれのアグリゲート型求人サイトについて解説していきます。

求人ボックス

求人ボックスは有料枠・無料枠がある求人検索エンジンサイトで、カカクコム株式会社が運営しています。価格.comや食べログを運営している会社なので、Webマーケティングのノウハウがあり、SEO対策もしっかりしているので、いまやIndeedのすぐ下まで検索エンジンでは順位を上げてきています。


有料掲載を行うには「500求人掲載している求人サイト」が目安になり、Indeedよりも審査が厳しく、一部のサイトのみ出稿ができるという状態です。

ただその審査が厳しい影響でIndeedよりも競合が少なく、安い価格でクリックをとることができ、高い広告効果を出すことができます。

流入数は年々増えてきており、だいたいIndeedの1/6程度と言われております。
※仮にIndeedが月間1000万人とすると、求人ボックスは月間166万人程度

スタンバイ

スタンバイは株式会社ビズリーチが運営しており、求人ボックスと同様に有料枠・無料枠がある求人検索エンジンです。


Yahoo!しごと検索と連動していて、スタンバイに求人を掲載すると、並行してYahoo!しごと検索にも掲載されることが大きな特徴です。


Yahoo!しごと検索はGoogleしごと検索のYahoo!バージョンであり、Yahoo!検索エンジンで「事務 求人」といったお仕事に関連するワードで検索をすると、自然検索の最上位に表示されます。

このYahoo!しごと検索にも無料枠と有料枠があり、有料枠に出稿するにはスタンバイの有料枠に出稿するしかありません。


スタンバイは求人ボックスと比べると、検索エンジンで上位表示されてはいませんが、Yahoo!しごと検索からの流入が多く、求人検索エンジンのみの集客よりも、多くの層の求職者にアプローチすることができます。

スタンバイに関しては有料掲載の審査基準が下記のようになっております。

求人媒体:1000原稿以上
直雇用採用サイト:100求人以上

スタンバイも求人ボックスと同様に審査が厳しく、有料掲載できるのが一部のサイトになりますが、その分競合が少なく、安くクリックを獲得することができます。

スタンバイ+Yahoo!しごと検索の流入数は求人ボックスと同じ程度と言われているので、こちらもIndeedの約1/6程度になります。

【結論】自社求人サイトから応募を集めるには何を使えば良いのか?

自社求人サイトに人を集める場合は、以下の順序で施策をしていくと良いと思います。

①    Indeedの無料掲載・有料掲載
②    Googleしごと検索の掲載
③    求人ボックス・スタンバイ(Yahoo!しごと検索)の掲載

有料掲載が最も確実に、早く人を集めることができるので、審査の無いIndeed広告を出すことをまずやりましょう。またIndeedの無料枠に掲載できるかどうかは運の要素が大きいので、掲載されていたらラッキー程度で考えておきましょう。

次にGoogleしごと検索にしっかり表示されるように、サイトの調整を行いましょう。Googleしごと検索からの流入はまだまだ少ないですが、コンバージョン率はかなり高い傾向にあります。各サイトがGoogleしごと検索に対応してきており、掲載されている原稿の質も高くなってきており、使用する人も増えてきている印象です。無料で応募が獲得できる重要なソーシングツールになりつつあります。

求人ボックス・スタンバイは審査が通ったサイトのみ利用できますが、有料掲載枠からの成果はかなり良いので、掲載できるならすべきです。ただIndeedでは1原稿あたりのクリックデータを取得できるのに対して、求人ボックス・スタンバイは全体のクリックデータしかダウンロードすることができず、運用の操作面ではIndeedが上でしょう。

現在は費用対効果の高いIndeed広告をメインとし、Googleしごと検索・求人ボックス・スタバイはサブの流入経路として使っていくのが良いと思います。


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