コラム

目次(この記事の内容)

  1. 日経新聞が報道。Google for Jobsがついに日本上陸
  2. Google for Jobsがリリースされるとどうなるか、恩恵を受けるのは誰か
  3. やはり強いIndeedとリクルートか・・・
  4. 恩恵を受けられないのは誰か?
  5. まとめ

日経新聞が報道。Google for Jobsがついに日本上陸

さぁ新しい時代が始まる。

本日は2018年12月28日、本日当社ウィルビーは仕事納めだ。本当は大掃除をやっているところだが、居ても立ってもいられず僕は今日正式リリースしたこのgoogleforjobs知恵袋、略してググチエにてコラムを書いている。

なぜか?
本日ついに日経新聞でもこんな記事がでたからだ。
グーグル、求人事業に19年参入 検索結果で仕事を提案

19年1月にも日本で「グーグル・フォー・ジョブズ」が提供をはじめる、と日経新聞さんが言い切っている。
(ちなみにカタカナでグーグル・フォー・ジョブズとかくと違和感ありますね、いつもgoogle for jobsだったので)
僕の予測は2018年12月19日だったのだが、はずれてしまったが日経新聞さんの情報ならこの1月は固いのだろう。
うちの藤原が電話で取材に応じていろいろとお話もさせてもらった情報も出ていてお役に立てたようで何よりだ。

そして大事なことは来月ついにリリースされる。google for jobsがリリースされるとどうなるのか?

Google for Jobsがリリースされるとどうなるか、恩恵を受けるのは誰か

私達が開催しているセミナーではウィルビー担当は調査レポートの報告なので、大きな局面のお話はいつもアドヴァンテージ中野さんにお任せしているがこのブログではウィルビー代表でもある僕の私見を書いてみたい。

リリースされるとどうなるのか?

僕は2年以内に日本の求人業界のゲーム・チェンジが行われると思っている。

一番のインパクトは「無料」ということだ。
「無料」とは「ただで人材採用ができる」ということだ。「ただで人材採用ができる」ことによって何が生まれるのか?当然、恩恵を受ける人と恩恵を受けない人がいる。

恩恵を受ける人は誰か?

それはずばり人を採用する側の企業だろう。
おそらくパート・アルバイト・派遣社員・中途採用はGFJ(google for jobsの略)で採用できるようになる。
(ちなみに新卒採用にはほぼ無意味と予測します。日本の新卒採用は学生さんの根強くある企業ブランド志向が変わらない限り「検索」の意味がないので無風かと)
普通に考えるとスマートフォンの検索窓がぶっ壊れない限り、きっと人類は打ち込む。検索窓に知りたい求人のワードを打ち込む。それが打ち込まれる限りGFJが表示されてしまう、indeedやタウンワークの上に表示されてしまう。
でもアドワーズ広告がさらにその上に表示されるから、このアドワーズ広告の値段は年明けから高騰してリクルートさん・マイナビさん・ディップさんなどの大手の入札金額の張り合いが進んで高騰するだろう。恐ろしい話だがアドワーズ広告は来年バカ売れする気がしてならない。

ちょっと話を戻して、
人類は検索窓に求人のワードを打ち込む。
そうするとGFJが表示される、そこから人々は求人をみつけ応募していく。
企業は無料で人が採用できるようになる。
自社の採用サイトをGFJと連携させなければいけないけど、そういう商品を使うか、
システム屋に頼むなりしてマークアップをさせることさえできれば無料でGFJに掲載される。今まで求人広告屋さんに1週間数万円とか数十万円とかかけて求人を掲載してもらっていたそのお金がかからない。
それで人が採用できるようになるのだ。

良かった良かった。

その浮いた求人広告費が働く人に還元されていくのだろうか?
それはわからないけれど、きっと日本の多くの企業は採用費が削減されて利益がさらにあがることにはつながるんだろう、と思う。大量の人を採用する業界、会社にとって、これは大きな恩恵を受ける話だ。
そして仕事を探す人もGFJの求人の情報数・質がともなってくればいろんなサイトで探さなくて済むだろうから
それはそれで便利な話だし、GFJがしかけるクチコミ情報などが付加価値をもちだせば
ここで仕事を探すメリットは大いにある。

良かった良かった。

、、、

やはり強いのはIndeedとリクルートか・・・

でも、これは2019年の話ではない、と予測する。
僕たちの現在のリサーチで見る限り、そもそもGFJに適切な、あるべき形の求人情報を提供するのは思ってた以上にハードルが高い。多くの求人メディア・自社サイトは今のままだと適切に求人が表示ができない。今の状態で1月にローンチしてもあまり大した求人メディアとは呼べない、と思うが現在の状態で本当にgoogle社はローンチするのかも疑問ではある。求人情報の数と質で本当に日本の市場をとれるのだろうか?そしてその先に待っているindeed・リクルート求人メディアとのシェア争いはどうなっていくんだろうか?日本の市場は簡単ではないと思うが、しかし一番の上流を抑えているのが検索窓だとしたらこの勝負はどうなっていくんだろう?と思う。

でもしっかりと求人情報を表示させる対応を僕たち含めたシステム会社・マーケティング会社が頑張るだろうから、どんどん求人情報が適切にだされていくにつれてGFJは浸透していき2020年以降はやはりGFJが一番の求人メディアになっていくだろう、とも思う。

ということで2019年はやはりまだまだindeed・リクルートさん等の大手求人メディアが強いと予測。あとアドワーズ広告の入札競争が加熱することも予測に入れておきます。

恩恵を受けられないのは誰か?

ここからは恩恵を受けない人の話。
これまでとてつもない求人広告費がかかっていたこの国の特殊な求人広告市場は変化をよぎなくされる。無料で採用ができるようになるとどうなるか?求人広告屋さんはすごい困る。google for jobsで応募効果があがってしまったら余計に困る。この国の求人広告業界の常識がくずれていく。GFJでどれだけ採用できるようになるのか?

仮にGFJから採用の40%は採れている、という状態がきたらどうなるのか?残りの60%は求人広告からだとしたら求人広告費用は生き残るんだろうけど、でも、かたや40%が無料で採用できている、残りの60%に一体いくらの採用広告費が値付けされていくんだろう?まだまだ先の話かもしれないけど上記のような状態がGFJが完全に日本を席巻してしまった時日本に求人広告市場というものはどれだけ存在しているんだろう?

日本の求人マーケットは激動を迎えざるを得ない。僕も20年求人業界にいるけどこんな事は初めてだ。これは業界の縮小になるのか?それとも既存の求人広告ではない新しい求人市場が誕生していくのか?

まとめ

2019年はその元年になる。
戦後続いた日本の求人業界は大きくあり方を変えていく。indeedの登場で日本の求人業界も大きく変わったけど、今回はそれ以上に変わらざるを得ない。なんといっても無料で採用できてしまってはとてつもないゲームにおけるルール変更だ。

その新しいゲームに僕たちは参加せざるを得ない。変化をチャンスに変えられるかどうか。来月いよいよこのゲームは開幕する。

江本亮