【2019年1月まとめ】Google for Jobsに掲載されるために必要なこと・最新版

12月28日に日経新聞がGoogle for Jobsについて報道したおかげで、Google for Jobsの情報が日本語でも増え始めました。
Google for Jobsとは何かということについては、たくさん記事が出てきたので本記事ではそれには触れず、Google for Jobsに掲載するにはどうしたらよいか、ということを解説します。
目次
- Google for Jobsに掲載する手段は2つ
- 構造化データとは
- 求人票があるWebページはインデックスできる状態か確認
- 求人票に対する構造データをマークアップする
- Googleにサイトマップを送る
- インプレッション数やクリック数を確認
- まとめ
Google for Jobsに掲載する手段は2つ
Google for Jobsへ求人情報を掲載するには以下の2つしか方法がありません。
- 求人情報の構造化データを求人情報のウェブページに追加し、サイトマップをGoogleへ送信する
- 対応している求人メディアやATSへ求人情報を掲載する
2はここでは触れず、1の方法について解説したいと思います。
構造化データとは
Yahoo!、Bing、Googleなどの検索エンジンに対してページの内容をわかりやすく認識させるHTMLタグのことです。このl構造化データには求人情報以外に料理レシピやイベント情報などいろいろなものがありますが、これをWebページに追加することを構造化データマークアップといいます。この構造化データはschema.orgという団体が定めたものですが、この団体は検索エンジンプラットフォーマーであるYahoo!、Microsoft、Googleの3社が共同で設立したものです。
Google for Jobsはこの構造化データの中からJobPostingという求人情報に特化したスキーマを採用し、求人情報構造化データでマークアップされている求人サイトのページをGoogle for Jobsに掲載することにしました。
では、具体的な対応方法をみていきましょう。
対応の流れ
- 求人票があるWebページはインデックスできる状態か確認
- 求人票に対する構造データをマークアップする
- Googleにサイトマップを送る
- インプレッション数やクリック数を確認
では、具体的な手段を確認していきましょう。
求人情報があるページがインデックスできる状態か確認
まず最初に求人情報が掲載されているページがrobots.txt ファイルや robots メタタグで保護されていない、Googlebotがクロールできる状態であることを確認しましょう。
構造化データマークアップをマークアップ
マークアップする際は、求人情報の詳細が掲載されているページに行いましょう。
当社が運営しているハピリクでは以下のような求人情報を掲載しているページにマークアップを行なっています。
https://white-job.com/kyujin/2202
求人情報の構造化データは項目がこちらで示されている通り数十の項目があります。それぞれに勤務地や給与を示すものがあり、全てが求人情報に関連するものです。
Google for Jobsでは下の6項目を掲載に必須としており、この必須項目が正しくマークアップされていなければエラーになり、Google for Jobsには掲載されません。
・title(職種)※求人のタイトルではなく職種であることに注意
・description(具体的な仕事内容)
・datePosted(投稿日)
・hiringOrganization(求人情報を掲載している企業)
・jobLocation(勤務地)
・validThrough(求人の有効期限)※有効期限がある場合のみ必須
上記の6つを含む、構造化データマークアップのイメージです。これはJSON-LD形式のものです。(形式にはいくつかありますが、GoogleはJSON-LD形式のものを推奨しているため、本記事ではそれを紹介します。)
<script type="application/ld+json"> { "@context": "http://schema.org/", "@type": "JobPosting", "title": "営業事務・営業アシスタント・お客様対応フォロー", "description": "契約書の作成や請求書の作成などの事務から、お客様からのサポート対応をお願いいたします。お客様先に営業と一緒に同行することも出来ます! もちろん、お仕事は1から教えますのでご安心ください!未経験でも心配無用です!", "identifier": { "@type": "PropertyValue", "name": "", "value": "MC-022" }, "hiringOrganization" : { "@type": "Organization", "name": "株式会社ウィルビー", "sameAs": "https://willb.co.jp/" }, "industry": "", "employmentType": "PART_TIME", "workHours": "8:30~17:30の間で1日4H以上", "datePosted": "2018-01-15", "validThrough": "", "jobLocation": { "@type": "Place", "address": { "@type": "PostalAddress", "streetAddress": "三田4-1-4 城南ビルディング6階", "addressLocality": "港区", "addressRegion": "東京都", "postalCode": "108-0073", "addressCountry": "JA" } }, "baseSalary": { "@type": "MonetaryAmount", "currency": "JPY", "value": { "@type": "QuantitativeValue", "minValue": "1200", "maxValue": "", "unitText": "HOUR" } }, "responsibilities": "", "skills": "", "qualifications": "", "educationRequirements": "", "experienceRequirements": "" } </script>
上記のイメージは必須の6つ以上も含まれています。Googleは必須以外のマークアップの数について必要数は公開しておりませんが、できるだけたくさんマークアップできるようにしましょう。
上記のようなタグが求人情報詳細ページのHTMLソース上のBODYタグの最後に表示されるようにしましょう。
具体的にマークアップを実装していくにはプログラマの助けが必要になりますが、その前に求人情報に表示されている項目を一つずつ構造化データと合わせましょう。https://white-job.com/kyujin/2202では、以下の募集要項の欄に表示されている情報を確認し、マークアップしていくことになります。
・title(職種):営業事務・営業アシスタント
・description:契約書の作成や請求書の作成などの事務から、お客様からのサポート対応をお願いいたします。お客様先に営業と一緒に同行することも出来ます!
もちろん、お仕事は1から教えますのでご安心ください!未経験でも心配無用です!
・datePosted(投稿日):2018-01-15
・hiringOrganization(求人情報を掲載している企業):株式会社ウィルビー
・jobLocation(勤務地)108-0073東京都港区三田4-1-4城南ビルディング6F
・validThrough(求人の有効期限):有効期限を含めていないため空白
構造化データのマークアップが終わったら、必ず構造化データテストツールを使ってエラーがないか検証しましょう。
サイトマップをGoogleに送信する
マークアップしたページをGoogle for Jobsへ掲載させるため、マークアップしたページURLだけを掲載したサイトマップをGoogleに送信する必要があります。
サイトマップの送信方法はGoogleのデベロッパーサイトに説明がありますので、そちらをご確認ください。
サイトマップの送信は求人情報の更新をGoogle側に伝えるためにありますが、サイトマップの送信はサイトマップデータをGoogleが受信後にクロールを開始するため、Google for Jobsと求人サイトの求人情報の同期がリアルタイムに行われないことがあります。それを防ぐためにGoogleはIndexingAPIを用いた形式を推奨しておりますが、具体的な実装方法は別の機会にご説明します。
インプレッション数やクリック数を確認
Google for Jobsで求人情報が掲載されると、そこから構造化データをマークアップしたページにどのくらい流入があるか確認しましょう。以下の記事に方法を記載しておりますので、そちらを参考にしてください。
Google for Jobsからの流入をGoogle Analyticsで観測しよう
まとめ
ぜひ参考にしてください。
株式会社ウィルビーでは上記の対応を含めたGoogle for Jobs対応のコンサルティングを行なっております、ぜひこちらからお問い合わせください。