【事例あり】Googleしごと検索の上位表示とオーガニック順位には関係が見られる
「普通のGoogle検索で上位になると、Googleしごと検索の表示にも影響があるのかな?」
と思っている方に向けた記事です。
結論をお伝えすると、一般検索とGoogleしごと検索の上位表示には関係が見られます。そのためGoogleしごと検索での上位を狙ってSEO対策(検索エンジン最適化)をするのは、1つの手段です。
とはいえ、具体的にどのような方法があるのかはわかりにくいですよね。
そこで、この記事ではGoogleしごと検索とオーガニック検索の相関について
・結論:一般検索で上位になれば、Googleしごと検索でも上位表示しやすい
・上位表示とオーガニック順位の関係が見られる求人事例
・オーガニックで上位表示を狙うためのポイント3つ
・SEO対策を学べる本3選【初心者におすすめ】
の順に紹介します。
SEO対策というと専門的で難しいイメージがあるかもしれませんが、基本の施策だけならハードルは高くありません。
まずはこの記事で、大まかな概要をつかむことからはじめてみてください。
一般検索で上位になれば、Googleしごと検索でも上位表示しやすい
「ふつうの検索結果で上位になると、本当にGoogleしごと検索にもよい影響があるの?」
と思うかもしれませんが、一般の検索で上位になると、Googleしごと検索でも上位表示される事例はあります。
というのも、Googleの検索は基本的に「ユーザーの需要を満たすコンテンツを上位に表示する」を方針としているのです。
つまり一般検索でもしごと検索でも、検索する人の求める情報が書かれていれば同様に評価が上がります。
次はその実例として実際の求人およびサイトの分析を紹介します。
上位表示とオーガニック順位の関係が見られる求人事例
株式会社デザインファミリーは大阪のホームページ制作企業です。2019年12月13日現在、Googleしごと検索「大阪 営業」のキーワードで1位を獲得しています。
Googleしごと検索の求人は新しいほうが上位表示されやすいです。しかし同社の求人は1ヶ月以上前に出されたにもかかわらず、トップ表示されています。
その理由の1つがオーガニック検索での強さです。同社の求人はオーガニックで「大阪 営業」の一般検索でも2ページ目に登場します。
1ページ目に並ぶIndeedやリクナビ、dodaなど大手求人サイトにはわずか及ばないものの、企業の求人ページでは最も上位に位置しています。
SEO分析ツールのUbersuggestで同社サイトを分析すると、2018年末から2019年にかけてトラフィック(サイトへのアクセス)が右肩上がりです。
実は株式会社デザインファミリーではSEO対策も事業としており、その施策が奏功してGoogleしごと検索での上位表示につながっていることが推測できます。
このように、オーガニックでの上位表示はGoogleしごと検索にもよい結果をもたらしてくれるのです。
補足:最重要は「Googleしごと検索のガイドラインを守ること」
ここまでSEO対策がGoogleしごと検索に影響を与える事例についてお伝えしました。
しかし忘れてはいけないのが、第一にGoogleしごと検索のガイドラインを守らなければ上位表示されないこと。
まずは御社の求人がガイドラインを遵守しているか、チェックすることがスタートラインかもしれません。いくらオーガニックで上位表示されたところで、Googleしごと検索でペナルティを与えられてしまっては意味がないのです。
ガイドラインやペナルティについて詳しくは構造化データマークアップに関するペナルティについてをご一読ください。
次はSEO対策の基本をご紹介しますね。
オーガニックで上位表示を狙うためのポイント3つ
SEO対策をして、オーガニックで上位を狙うためには、まず以下3つのポイントを意識するのがおすすめです。
1. オーガニック検索で上位表示させる要素を理解する
2. サイト内部のSEO対策をする
3. サイト外部のSEO対策をする
1. オーガニック検索で上位表示させる要素を理解する
まずはじめに、一般検索で上位に表示されるための要素を理解する必要があります。ここでは基本的なものだけ紹介しますが、
・サイトに来て欲しい人の検索意図に合わせたキーワードを設定する
・サイトに来る人の役に立つコンテンツを作成する
・ドメインのパワーを強める
の3つが重要です。以下で大まかに説明しますね。
サイトに来て欲しい人の検索意図に合わせたキーワードを設定する
Google検索では、検索する人の意図に合ったコンテンツ(Webページ)が上位表示されます。検索ユーザーの問題を解決するコンテンツが上位表示されるともいえますね。
例えば「渋谷 ラーメン」と検索する人は、渋谷でおいしいラーメン屋さんを探していると予想されます。ゆえに渋谷のラーメン屋さんをまとめたページが上位に来るのです。
ではただ検索ユーザーの需要に合った情報を並べればよいのかというと、それだけでは十分ではありません。
さまざまな意味でユーザーの役に立つコンテンツを作る必要があります。
サイトに来る人の役に立つコンテンツを作成する
ここでいう「役に立つ」とは、
・検索意図に合っている
・表示スピードが高速
・デザインや文章が整っていて読みやすい
などが含まれます。要するに、すぐ的確にユーザーの問題を解決するコンテンツです。
ちなみに事例で紹介した株式会社デザインファミリーのページ速度はPageSpeed Insightsにて「パソコン:95、スマートフォン:63」でした。
ドメインのパワーを強める
ドメインとはサイトの住所みたいなものです。本サイト「ググチエ」であればドメインは「gfj-japan.com」です。
これは世界中で他のどのサイトにもついていない独自の文字列なので、他のサイトと区別されます。
SEOでは「ドメインパワー」と呼ばれるものが、検索の上位表示に大切なのです。「ドメインパワー」は以下のような指標で決まります。
・サイトへのアクセス数が多い
・よい被リンクが集まっている
要するに多くの人が利用していると、ドメインパワーが強くなるのです。
これからSEO対策をはじめたい方にはややハードルが高いかもしれませんが、少しずつ対策したいところでもあります。
2. サイト内部のSEO対策をする
サイト内部でのSEO対策とは、以下のような施策を指します。
・ページタイトルを検索意図に沿ったものにする
・descriptionなどメタタグを最適化する
・imgタグのaltに画像の説明を入れる
まずはページタイトルに狙いたいキーワードを入れることからはじめるのがおすすめです。
3. サイト外部のSEO対策をする
サイト外部のSEO対策とは、主に他サイトから被リンクを受けるための施策を指します。
他サイトから被リンクを受けると、Googleは「このサイトは外部のサイトが引用しているからそれだけ信頼できるよい情報を提供している」と判断するため、結果として自サイトの評価が上がります。
まずはサイトの被リンクを調査して、低質なリンクを削除するのがおすすめです。サイトの被リンク調査はhttp://hanasakigani.jp/を使うとできます。
続いては、SEO対策の基本書を紹介します。
SEO対策を学べる本3選【初心者におすすめ】
SEO対策を学べる本として、以下3冊を紹介します。
1. いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方
2. 10年つかえるSEOの基本
3. SEO対策 検索上位サイトの法則52
1. いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方
いちばんやさしい新しいSEOの教本 人気講師が教える検索に強いサイトの作り方 はSEOの基本原理とその理由まで解説している書籍です。
この記事で紹介した以外のSEO対策も含め、基本をまんべんなく紹介しています。これからSEO対策をはじめたい方が方が最初にもっておきたい1冊です。
2. 10年つかえるSEOの基本
10年つかえるSEOの基本は検索エンジンの仕組みやSEOの原理について解説している本です。
SEO対策には流行り廃りがありますが、本書ではそんな流行にとらわれない、根底の基礎を学ぶことができます。
1冊目に紹介した「いちばんやさしい新しいSEOの教本」と同じく、SEO対策のベースとなる知識を解説しているので、どちらかをまずは購入してみるのがおすすめです。
3. SEO対策 検索上位サイトの法則52
SEO対策 検索上位サイトの法則52は具体的なSEO対策に絞って解説した本です。
検索上位に必要な要素をたっぷり解説。またNGなSEO対策についても紹介しているので、間違った施策を避けることもできます。
基本の知識が身についている方は、こちらを手に取るのがおすすめです。
オーガニック順位をアップして、求人の上位表示を狙おう
この記事ではオーガニック順位とGoogleしごと検索の順位について、その相関を解説しました。
また具体的なSEO対策について基本を紹介したので、これからオーガニックでの順位アップを狙いたい方はぜひ試してみてください。
事例をもとにお伝えしましたが、一般検索で上位になるとGoogleしごと検索でも上位表示しやすいです。
しかしまずはGoogleしごと検索のガイドラインを守れているか、が重要。最初はガイドラインをもう1度チェックすることからはじめてみてください。