【Googleしごと検索】WordPressサイトで求人を掲載する方法3つ
「Googleしごと検索に求人をのせたいけど自社サイトはWordPressだし、どうしたらいいのかわからない…」
と思っている方。
Googleしごと検索に求人ページを掲載するには構造化データが必要ですが、WordPressサイトでどのように作成すればよいのかはわかりにくいですよね。
そこで、この記事ではGoogleしごと検索の具体的な実装方法や注意点をお伝えします。
結論をお伝えすると、WordPressサイトで求人を掲載する方法は以下3つです。
1. 【求人ページが多いなら】カスタムフィールドを利用して既存ページを掲載する
2. 【求人ページが数ページなら】構造化データを作成して求人を作る
3. 【これから求人ページを作るなら】WP Job Managerを利用して掲載する
プラグイン(拡張機能)を入れるだけで対応できる方法もあるので、ウェブに自信がないと感じている方もぜひご一読ください。
前提:Googleしごと検索に求人をのせるには構造化データのマークアップが必要
まず前提として、Googleしごと検索に自サイトの求人情報を掲載するには「構造化データのマークアップ」が必須です。Indeedなどのアグリゲート型求人サイトとは違い、勝手に掲載してくれるわけではなく、Googleが定めたマークアップの仕様とガイドラインに則り、「構造化データのマークアップ」が必要なのです。この記事では構造化データ自体の説明やガイドラインについての説明は省きますが、この記事を読む方は構造化データのマークアップが必須だということと、それをするためのプラグイン、そして構造化データの実装チェックまで理解するようにしてください。
そもそも構造化データとは、簡単にいえばGoogleやYahoo!などの検索エンジンに対して「自社のサイトにはこのようなことが書かれていますよ」とアピールするためのものです。この構造化データは求人情報の他にレシピやイベント情報、本の情報などいろいろありますので、興味のある方は調べてみてください。
Googleしごと検索では、Googleしごと検索にの掲載に、求人情報の構造化データを使用している。というわけです。Googleから求人を検索すると以下のように、普段の検索結果とは異なる見た目の結果が表示されます。
この表記やより詳しい仕事内容を表示するために、構造化データをHTMLで作っていく必要があるのです。
次は、WordPressサイトで求人を掲載させる方法について、具体的に紹介していきます。サイトの現状ごとにおすすめの方法をお伝えするので、御社サイトの状態にあわせて検討してみてください。
1. 【求人ページが多いなら】カスタムフィールドを利用して既存ページを掲載する
すでに求人ページをいくつも作成していて、Googleしごと検索に掲載したい場合はカスタムフィールドの利用をおすすめします。
カスタムフィールドとは、WordPressの記事投稿画面に情報を入力するためのフォームを作成できる機能です。例えば不動産の部屋情報や飲食店のお店情報など、形式があらかじめ決まっている情報の編集に向いています。
カスタムフィールドを使ってGoogleしごと検索に求人を掲載する場合、プラグイン「Advanced Custom Fields」を用いるのがベストです。テンプレートファイルが「Googleしごと検索(Google for Jobs)をプラグインAdvanced Custom Fieldsを使って対応させた方法」に掲載されているので、そちらを利用するのが手軽でしょう。
2. 【求人ページが数ページなら】構造化データを作成して求人を作る
求人ページ数がそこまで多くなければ、構造化データそのものを書いて求人を作る方法があります。
とはいえGoogleが公式に出している書き方を参考にすると、JSON形式での記述が必要です。ゆえに、これは私が趣味で作ったものですが、手軽に構造化データを生成できる求人情報構造化データジェネレーターの利用をおすすめします。
3. 【これから求人ページを作るなら】WP Job Managerを利用して掲載する
「自社サイトがWordPressであるけど、求人ページはこれから作るつもりでいる」という方は、プラグインWP Job Managerを使うのがおすすめです。
このプラグインはGoogleしごと検索の構造化データを自動で作ってくれるので、HTMLコードを書かずとも求人を掲載できます。
応募ボタンもURL入力だけで簡単に作れるため、1から手間なくわかりやすい求人を出すならこの方法がベストです。
注意:サイトや求人ページがインデックスされているか必ず確認する
WordPressサイトからGoogleしごと検索に求人を掲載するさいに、サイトやページがインデックスされているかを必ず確認してください。
以下ではサイトや求人ページがインデックスされているか確認する方法をお伝えします。
サイトがインデックスされているか確認する方法
サイトがインデックスされているかどうかは、ログイン後ダッシュボードの「設定>表示設定」から確認できます。
以下のように「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」からチェックが外れていれば、御社のサイトはちゃんとインデックスされるはずです。
求人ページがインデックスされているか確認する方法
求人ページがインデックスされているかどうかは、投稿画面の「メタロボット設定」を確認します。

見当たらない場合は、投稿画面の上「表示オプション」から設定をチェックしましょう。「ボックス>メタロボット設定」にチェックが入っていれば、投稿画面のどこかに設定ボックスがあるはずです。
また、構造化データのテストツールでエラーをチェックすることも忘れてはいけません。ただし、このテストツールは必須の項目をマークアップしていない場合のみ注意してくれるもので、マークアップしている値自体の検証はしてくれません。ガイドラインで違反とされている内容をマークアップしていたとしても、このツールではそれに気づくことができませんので注意してください。
ここまで設定や確認ができれば、Googleしごと検索向けの対策は完了です。求人はすぐ掲載されるわけではないので、焦らず掲載を待ちましょう。(いつごろ掲載されるのか、予測することはできません)
WordPressサイトでもGoogleしごと検索を実装できる!取り組みやすい方法からスタートしよう
ここまで、WordPressサイトの求人をGoogleしごと検索に実装する方法を紹介しました。
おさらいすると、WordPressサイトで求人を掲載する方法は以下3つです。
1. 【求人ページが多いなら】カスタムフィールドを利用して既存ページを掲載する
2. 【求人ページが数ページなら】構造化データを作成して求人を作る
3. 【これから求人ページを作るなら】WP Job Managerを利用して掲載する
御社サイトの状況にあわせた方法を採用してみてください。