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2018年8月、Indeedがリリースした新たな求人サービスIndeed Hire。名前はGoogle Hireに似ていますが、競合製品というわけではなく、内容はかなり異なっています。テクノロジーと人力が見事に融合したIndeedの新サービスについて解説します。


Indeed Hireサービスサイトスクリーンショット

Indeed Hireとは

Indeedがアメリカ国内でのみリリースしている、採用課金型の人材採用支援サービスです。サービスのスローガンが「Hire Quickly with Less Work」(より少ない労力で、素早い採用を)ということで、掲載企業が採用にかける労力を極力減らし、効率の良い採用を支援するのが目的です。
Google Hireに名前が似ているので、最初は競合ATSサービスかと思いましたが、内容は全くと言っていいほど異なるものでした。

人材採用のスペシャリストが求人票の添削をしてくれる


Indeed Hireを使うには、Indeedへ直接投稿で求人票を投稿しないといけないようです。既存の求人票ならばIndeed Hire利用後に登録する求人票で差し替えることもできるようです。専門家の目で、応募者が集まる原稿へと添削してくれます。求人票を添削してくれるのは嬉しいサービスですね。

応募してくれそうな求職者を探してくれる


Virtual Recruiterからのオファーメール

Indeed HireにはVirtual Recruiterというオンラインで活動するリクルーターが存在し、そのリクルーターはIndeedが求人事業で培ってきたテクノロジーを用いて応募してくれそうな求職者にコンタクトし、オファーしてくれるようです。おそらくですが、求職者のIndeedへのログイン回数、頻度、登録している履歴書の内容からコンタクトすべき求職者を探し、コンタクトしているのだと思われます。

応募者をスクリーニング、評価してくれます


応募者への質問画面

Virtual Recruiterが、応募者をスクリーニングし、評価してくれます。求人票を掲載している企業や求職票の職種に応じてスクリーニング用の質問を作成し、それを使用して応募者をスクリーニングしてくれるようです。求職票に合わない応募者への対応ほど無駄な労力はないですから、この機能も担当者にはありがたいですね。

Indeedが応募者を選ぶ、企業は選ぶだけ


Virtual Recruiterがスクリーニングし、選んだ応募者の画面

先に解説した質問に合わせて、履歴書の内容Virtual Recruiterが吟味して選びぬいた応募者だけを企業側は閲覧することができます。求職票の内容、ポジション、それに基づく質問をクリアした応募者を選べる状態にしてくれるので、掲載企業はかなり楽ですね。

面接スケジューリングも簡単


面接時間調整画面

面接のスケジューリングは専用のカレンダー画面より可能です。掲載企業側の面接可能時間を登録しておき、それを応募者に公開できます。お互い都合の良い日時を合わせることができます。スケジュールが確定すると、インタビュアーの受信トレイに応募者の情報が届くようになっています。

Indeedのスペシャリストが面接前に応募者と面談

Indeedのスペシャリストが面接前に応募企業とその募集職種、業務要件などを応募者にすることで、応募者は求人内容についてしっかりとした理解を持って面接に臨めるそうです。

採用までのフォローや給与交渉も任せられます


Indeedリクルーターからのメッセージ

掲載企業からのリクエストに応じて、採用までのフォローや給与交渉も代行してくれます。スクリーニングやスケジューリングなどの採用に付随する業務を代行し、担当者の負担を軽減しえくれます。

効果測定レポートも参照可能


レポート画面

Indeedから業界トレンドやベンチマークに関する情報が提供されます。また、自社の求人票が他社の似た業種のものと比べてどのくらいの成果が出ているのかを計測してくれます。

全職種には対応していない

本記事を執筆している2019年5月現在、すべての職種に対応しているようではないようです。現在Indeedが特に力を入れているのが、ヘルスケア、人事総務系、サービスなどの準工業、営業系のようです。どの職種に対応可能かどうかは、Indeedへ問い合わせてくださいとのこと。

気になるお値段は?

採用するごとに年収額の10%を利用費用としてIndeedに支払うようです。ただし、30日以内に辞職された場合は全額返金可能とのことです。

日本でも利用可能?

Indeedへ問い合わせてみましたが、現在は米国内でのみサービス利用可能とのことでした。スクリーニングや付随業務を代行してくれるリクルーターの存在が大きいこのサービスは、海外展開するにも「すぐに」というのは難しいでしょうね。ただ、"...there may be opportunities for us to expand internationally in the future."(もしかしたら将来的に海外展開されるかもしれませんね)という回答だったので、本当にもしかしたら日本に上陸するかもしれません。

No one wants to be hired by a robot(誰もロボットに採用されたくない)

No one wants to be hired by a robot(誰もロボットに採用されたくない)は、去年参加したTAtech Fall Congress & World Job Board Forumにて人材採用チャットボットを作っているTalkpush社のMax Armbruster氏が講演で述べた一言です。人材採用にどれだけテクノロジーを持ち込もうとも、人間は人間に採用されたいと思っている。だから、テクノロジーをふんだんに使ってもhuman touch(人間ぽさ)はどうしても必要だとのことでした。
Indeedは技術的にも資金的にも採用に特化したAIを作れそうではありますが、意図的に人間を巻き込んでサービスを作ったほうが、現時点では良いサービスができるだろうと考えたと思います。
今後もAIチャットボットや様々なサービスが出てくると思いますが、採用の全行程がテクノロジーによって成されるのはまだまだ先になるだろうと思います。

参考

Indeed hire FAQ https://www.indeed.com/hire/faq
Indeed hire Welcome Guide https://dpuk71x9wlmkf.cloudfront.net/assets/2019/02/15171248/Indeed-Hire-Welcome-Guide-Jan-Update.pdf


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