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Googleしごと検索のガイドラインではdescriptionに一部のHTMLが使えると記述されていますが、実際にはまだ対応していないものが多いようです。そこで、日本版で使えるタグ、アメリカ版で使えるタグについて検証してみました。両者には、少しですが違いがあるようです。

そもそもdescriptionとは何か?

Googleしごと検索は構造化データのプロパティを読み込み、各項目に出力をしています。descriptionは求人原稿の仕事内容について説明するプロパティです。


基本的な部分は下記のようなものが一般的な内容です。

・職務内容
・必要なスキル
・業務時間

また、より詳細なものでは下記のような内容を記載していることがあります。

・募集背景
・1日のスケジュール
・職場の雰囲気や男女比
・お仕事のポイントや良いところ悪いところ 等

求職者にお仕事の魅力や詳細を伝える枠になりますので、できればわかりやすく、HTMLのタグを用いて、装飾していきたいところです。
詳細は下記の記事にも記載がありますので、ご参照ください。

description以外にもプロパティは多いのですが、この記事での解説は割愛します。詳しくは【徹底解説】Googleしごと検索の掲載で使うプロパティを御覧ください。

Googleのガイドラインでは、descriptionで使えるHTMLタグについては、以下の説明があります。

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・説明は HTML 形式にする必要があります。
・段落を追加するには、<br>、<p>、n を使用します。
・この機能では、HTML タグ <p>、<ul>、<li> が認識されます。
・この機能では、ヘッダーと文字レベルのタグ(<h1>、<strong>、<em> など)は認識されません。
 これらのタグは機能の書式設定には影響しないため、ページ内で安全に追加できます。
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これらはガイドラインに書かれていることなので全世界共通のことかと思っていましたが、アメリカ版と日本版では違いがあることがわかりました。

いったい、どのタグが使えてどのタグが使えないのでしょうか?

アメリカ版で使用できるHTMLタグについて

アメリカ版の検証にあたり、Googleしごと検索のアメリカ版に掲載されている求人サイトの求人原稿を掲載しているページ(構造化データがマークアップされているページ)でのHTMLソースを確認し、ページの表示とGoogleしごと検索での表示を確認していきました。

アメリカ版でも対応していないHTMLタグについて


これで分かる通り、strongタグは元の求人原稿ページでは正しく表示されていても、Googleしごと検索では反映されていないようでした。

アメリカ版で対応しているHTMLタグについて


<li>タグはGoogleしごと検索でももとの求人原稿ページでも正しく表示されていたので、Googleしごと検索でも使えるものなのでしょう。ちなみに、他のタグも使えるか調べてみたのですが<ul>タグを使っている求人原稿を見つけることができず、わかりませんでした。

日本版のGoogleしごと検索について

日本版はアメリカ版同様<strong>は使用できなく、また<ul>、<li>を使用している原稿を発見することができないため日本版は実際どうなのかわかりませんでした。(誰かわかったら教えて下さい)ということで現時点では確実に使用できることが判明しているのは<br>による改行のみです。

今後、ガイドラインの通りになっていくものかと思いますが、アップデートに期待したいと思います。


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