【検証】Googleしごと検索にはハローワークの求人情報も掲載されている【応募ボタンなしでも】
ハローワーク求人がGoogleしごと検索に掲載されるかどうかについて調査しました。結論、ハローワークの求人も何らかの形で求人サイトにインポートし、その求人サイトに構造化マークアップが仕込まれていればGoogleしごと検索に掲載されます。
とはいえ、具体的にどのような求人が掲載されているのかはなかなかわかりにくいかと思います。
そこでこの記事では、Googleしごと検索のハローワーク求人の掲載について
・結論:ハローワークでもGoogleしごと検索に掲載される
・Googleのガイドラインではオンライン応援できないと違反
・補足:ジモティ(地元情報の掲示板サイト)の求人もGoogleしごと検索に掲載される
の順に紹介します。
実はハローワークの求人をGoogleしごと検索に掲載したとしても、Googleのガイドライン違反になることが多いのですが、Googleしごと検索には掲載されているのです。
まずはGoogleしごと検索に掲載されているハローワーク求人から紹介していきます。
結論:ハローワークの求人情報でもマークアップすればGoogleしごと検索に掲載される
この画像にもあるように、2019年9月14日現在のGoogleしごと検索にはハローワーク求人も掲載されています。
実際の求人を上から順に見ていくと
・ホールスタッフ
・警備員
・警備業務
・検査業務
・作業員
・一般事務
などが並びます。
そしてこれらの求人への応募はハローワークから紹介状をもらう必要があるのですが、実はそれはGoogleのガイドラインに抵触しているのです。
Googleのガイドラインではオンライン応募できないと違反
Googleのガイドラインでは、Googleしごと検索に掲載される求人はオンライン応募できなければ違反です。
この画像にある「やり取りを行うのに支払いが必要な求人情報(求職者がオンラインで直接応募することができない)」に、ハローワークの求人は抵触しているはずで、これをマークアップしても掲載されないはずです。
というのも、ハローワーク求人は応募に郵送などの支払いが必要で、オンラインからの直接応募ができないことも少なくないからです。
ハローワーク求人は応募に郵送が必要なことも
Googleしごと検索に掲載されている多くのハローワークの求人情報には、以下のような文言が記載されています。
*事前に紹介状、履歴書を郵送にて送付下さい。
また、この求人に応募される場合は、最寄のハローワークに行き、紹介状をもらっておくことが大切です。
上記の文言は「オンライン応募はできず、かつハローワークまで紹介状をもらいに行き、履歴書とともに郵送する必要がある」ことを意味しています。
またハローワークの他にもオンライン応募できない例として、地元情報の掲示板「ジモティ」があります。
補足:ジモティ(地元情報の掲示板サイト)の求人もGoogleしごと検索に掲載される
ジモティに掲載されている求人はGoogleしごと検索に掲載されていますが、サイトに飛ぶと「投稿者にメールで問い合わせ」ボタンがあります。
つまり、ジモティからダイレクトに応募することはできないのです。
こちらも同じくGoogleのガイドラインには抵触していますが、2019年9月14日現在は掲載され続けています。
ハローワーク求人をGoogleしごと検索へ掲載してもガイドライン違反になる。掲載されなくなるのも時間の問題か
ここまで、ハローワークの求人がGoogleしごと検索に掲載されている事例について紹介しました。
今のところオンラインからの応募ボタンがなくても、ハローワーク求人はGoogleしごと検索に掲載されています。
しかしながら、ガイドラインに抵触しているのは事実です。この記事でご紹介した求人がGoogleしごと検索から見ることができなくなるのも、時間も問題かもしれません。
まとめ
Googleによるガイドライン違反のチェックは完全ではありません。機械化されているものがほとんどでしょうが、まだまだ抜けがあり、このような明らかなガイドライン違反が残っています。この状況は我々のようなベンダーがGoogleに伝え続けるとして、事業者側はガイドラインを確認し、その内容に沿って掲載の実装をすることが大切です。ガイドラインは守りましょう。